2019年9月9日 11:00
医師すすめる、脳を活性化させる「ぶくぶくオイルうがい」
植物性オイル大さじ3分の1〜3分の2を口に入れて、うがいする「オイルプリング」。オイルを口に入れるなんて抵抗感があるかもしれないけど、やってみると、歯はツルツルになり、ほうれい線も薄くなるというから、ぜひ試してみては――。
「私は30年間、認知症専門医として患者さんを診察しているなかで、“心地よさ”こそ、脳を活性化して若返らせるポイントだと気づきました。そこで、私が勧めたいのが、歯磨きと併せて行う『ぶくぶくオイルうがい』こと、オイルプリングです。少量のオイルを口に含み、10分ほどぶくぶくとすると、爽快感があり、心地よいと感じられ、歯周病予防にもなります」
そう教えてくれたのは、毎月1,000人もの認知症患者を診察する脳神経内科・認知症の専門医、長谷川嘉哉先生。
長谷川先生は、歯周病が認知症の大きな原因のひとつであり、歯のケアによって、歯周病予防は可能であるという。自著『認知症専門医が教える!脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!』(かんき出版)でも取り上げたオイルプリングは、長谷川先生がいちばんオススメしたいスペシャルケアだ。
「認知症は記憶力が低下する前に、感情をつかさどる扁桃核という脳の一部が萎縮します。