2019年9月14日 11:00
50代以降女性に多い帯状疱疹 救急車を呼ぶほどの激痛とも
「夜、お風呂に入った後、ドライヤーで髪を乾かしていると、頭に爪でひっかかれたようなビリビリした痛みが走ったんです。何かなと思ったんですが、すぐに治るだろうとも思って、その日は何もせず寝ました。でも、翌朝、目が覚めると激痛に変わっていて。すぐに病院で診察してもらったんですが、病名はわからず、処方されたのは痛み止めと軟膏だけでした。しかし、その後も38度の発熱で頭や体は燃えるように熱くなり、冷やしても頭皮の痛みは増すばかり。症状はどんどん悪化していきました。2件目の病院でもわからず、3件目でようやく『帯状疱疹ですね』との診断が。最初に痛みを感じてから丸3日も過ぎてのことでした」
自身の体験を話すのは、環境ジャーナリストの村田佳壽子さん。
「帯状疱疹」という病名こそ、聞いたことがある人はいるかもしれないが、具体的にどんな病気なのか、知らない人は多いのではないだろうか。
村田さんは頭皮のものすごい痛みで食事が喉を通らず、一晩で2キロも体重が落ちたという。
「処方された薬を飲んだら、ものの10分ほどで痛みはスーッと引いていきました。でも、その時期から、今度は患部がカサカサになって広範囲のかさぶたみたいになったんです」