ビューティ情報『突然襲う“原因不明”の顔の激痛…「三叉神経痛」疑いも視野に』

2019年11月21日 11:00

突然襲う“原因不明”の顔の激痛…「三叉神経痛」疑いも視野に

突然襲う“原因不明”の顔の激痛…「三叉神経痛」疑いも視野に


「口の周りや歯、歯茎に激しい痛みを感じることはありませんか?市販の鎮痛剤を飲んでもおさまらず、原因不明のまま“抜歯してしまおうかな”と考えている人は、ちょっと待ってください!原因は歯ではなく、『三叉神経』にあるかもしれません」

そう語るのは、これまで40万人の体の不調を診てきた、くどうちあき脳神経外科クリニック院長の工藤千秋先生だ。

「三叉神経は、脳の真ん中の脳幹から出ている大きな神経で、熱さや冷たさなど、顔で感じた感覚を脳に伝える役割を果たしています。三叉神経に異常が起こり、顔の一部を突発的な激痛が襲うのが『三叉神経痛』です。座骨神経痛のような『神経障害性疼痛』の一種で、原因としては神経の老化があげられます」

痛みを起こす原因のもうひとつは、“血管の硬化”ではないかと工藤先生は指摘する。

「加齢とともに、血管は硬くなり、大きく曲がってうねりはじめます。動脈がドクンドクンと脈打つたびに三叉神経に触れることにより、ハンマーでたたかれたような激しい痛みを引き起こすのです」

3つの枝が行きとどく目の奥、鼻の横、上下のあごや歯など、三叉神経痛によって痛む場所は、人によってさまざま。

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