2020年4月17日 11:00
「高熱なのに汗をかかない」コロナ発症者が明かす意外な症状
(写真:時事通信)
「友人の店で食べたその麻婆豆腐は山椒がとても効いていて、ふだんはすごく辛く感じるのに、なぜか『あれ?辛くない……、おかしい』って思いました」
そう語るのは、新型コロナ感染にまつわる自身の体験談を発信し続けているGlobality CEOの渡辺一誠さん。いつもは風邪をひいても“全然食欲は落ちない”という渡辺さんだが、新型コロナウイルス肺炎発症後は珍しく食欲も減退していたという。
「食欲ゼロではなかったのですが、“食べようと思えば食べられる”ぐらいの感じだったのです」
自分の体調の変化に強い違和感を覚えた渡辺さんは、麻婆豆腐を食べた翌日の3月27日に、保健所にどうしても検査をしてほしいと訴え、入院することができたという。
医療ジャーナリストは言う。
「日本でも感染経路が不明の感染者が急増しています。“誰が感染してもおかしくない状況”のなか、自分や家族の体調のチェックを怠ってはいけません。早期発見や早期対応によって重篤化を防ぐこともできるのです」
私たちが気をつけるべき初期症状の例として参考にできそうなのは、WHO(世界保健機関)と中国の合同チームが作成したという報告書だろう。