2021年2月23日 15:50
冬の寒暖差によるダメージを軽減する耳ツボマッサージ
「最近、全身の倦怠感や肩こり、めまい、頭痛などの不調を訴える方が増えています。かぜでもないのでよくお話を聞いてみると、原因は“寒暖差”ということが多いのです」
そう指摘するのは、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長だ。寒暖差によって引き起こされる不調は、まだ明確な診断基準がなく見逃されがちだが、ひどい場合は身体的な不調だけでなく、うつ病などメンタル面に支障をきたしてしまうことも。冒頭のような症状に悩みながらも、「いつもの疲れだろう」とやりすごす“隠れ寒暖差不調”も蔓延しているという。
「今年は冬は暖かい日と急に冷え込む日が交互にやってきて、例年より気温差が大きいのが特徴です。寒暖差不調を訴える患者さんの数も、昨シーズンと比べて1.5倍くらいに増えている印象です」(久手堅院長・以下同)
さらに今シーズンは、新型コロナ感染拡大の影響も。
「テレワークが増え、働く環境の整った職場ではなく、自宅でノートパソコンやスマホを見るために下を向く時間が増えた人が多い。頭は体重の8〜10%、女性なら平均約4キロです。
下向きの時間が長ければ、それを支える首や肩のこりがひどくなるのは当然です。