ビューティ情報『自分の“盛れ顔”でやる気アップ!専門家語る脳のメカニズム』

2021年6月12日 11:00

自分の“盛れ顔”でやる気アップ!専門家語る脳のメカニズム

実験で使用した機材はMRI(強い磁石と電波を利用し、人体のさまざまな断面を撮像する装置)。22人に装置の中に1人ずつ入ってもらい、瞬時に写真を提示して、脳内の血流量を測定。その数値データから、脳のどの部分が活動したのかを調べたという。

その結果、無意識の状態でも、脳は自分の顔が提示された瞬間に腹側被蓋野というドーパミンを放出する部位が強く反応することがわかったのだ。一方、他人の写真が提示された瞬間は、腹側被蓋野ではなく、偏桃体という不安や恐怖に反応する部位が活動することが判明した。

「つまり、人間の脳は、潜在意識レベルで、自分と他人の顔を見分けていたのです」

では、無意識状態ではなく、意識的に自分の顔や他人の顔を見た場合では、脳はどう反応するのか。

「自分と他人の顔で、少しきれいに盛った写真と、極端に盛った写真で比較して実験をしました。まず、少しきれいに盛った自分の顔を見たときは、“報酬系”が働いてドーパミンが放出されたのに対し、極端に盛った自分の写真では放出されませんでした」
中野准教授によると、魅力度が上がった自分の顔を意識的に見た場合は“報酬系”が働く。
だが、盛りすぎた顔、疲れた顔やさえない顔、変顔などを意識的に見た場合は、“報酬系”が抑制され、むしろ逆効果になるという。

これは他人の顔を見たときも同様で、いくらきれいに盛っていても、ドーパミンは出ないそうだ。

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