2021年8月9日 06:00
納豆×梅干し、レバー×酢…夏のストレス軽減する食べ合わせ5
厳しい暑さで体がだるい……、という日が続いていませんか? それ、じつは放っておくと危険なうつの症状かもしれません。コロナ禍のストレスも相まって、気持ちが沈みがちなこの時季は、いつもの食材の相乗効果を上手に活用して、必須栄養素を効率よく摂取しましょう―ー!
「夏になると不眠や食欲不振を訴える患者さんが多くなります。特に今年は、新型コロナウイルスによるマスク習慣のストレス、巣ごもりなどの環境の変化、人と会う機会が減ることによる孤独感などから『夏うつ』の症状を訴える患者さんが急増しています」
そう語るのは、日本栄養精神医学研究会会長で、山口病院(埼玉県川越市)の副院長、奥平智之先生。夏バテはよく耳にするが、夏うつとは、どんなものなのか?
「夏うつとは、夏特有のストレスからくる不眠や食欲不振、倦怠感などの体の不調に加えて、持続的な憂うつ感、意欲や興味関心の低下など、心の不調を伴う、うつ状態のことです。夏の暑さによる主に体の不調である夏バテとは異なります。見過ごしやすいので注意が必要です」(奥平先生・以下同)
夏うつを招く要因として“夏の5大ストレス”があるという。