2021年8月25日 15:50
ひざの痛みを和らげる日常生活のひと工夫 正座はしてもOK!
【起床】
朝、目覚めてすぐは、ひざが痛く、動かしにくいことも。
「痛みが強いときは、片ひざを立てて、元に戻す動きを繰り返して、ウオーミングアップしてから起き上がるようにしてみてください」(黒澤先生・以下同)
【家事】
家庭の主婦とは切っても切れないのが、日々の家事だろう。
「掃除や調理、食器洗いといった家事は立ち仕事なので、十分な運動になる一方、長時間続くとひざの負担が蓄積し、痛くなってくる場合があります。そんなときは家事の全部を一度で済ませようとしないで、休憩しながら行いましょう。たとえば、掃除機をかけた後は洗濯物をたたむなど、立ち仕事と座り仕事を交互に行うのがおすすめです。また、台所仕事で長時間立つのが苦痛なら、高めの椅子を用意しておき、疲れたら座るなど工夫するといいでしょう」
布団の上げ下ろしは重労働だが、運動療法の観点から続けたい家事のひとつだという。
【正座】
意外なことに、床や畳の上に座るときは、痛くなければ正座をしてもいいそう。
「正座が原因で変形性ひざ関節症になるわけではありません。
むしろ、ひざの関節をやわらかくする効果があります。ただし、痛みがあるときに我慢して正座するのはよくありません。