ビューティ情報『コロナ禍で乳がん検診受診者が激減!「発見時ステージ4の例も」』

2021年11月10日 06:00

コロナ禍で乳がん検診受診者が激減!「発見時ステージ4の例も」

コロナ禍で乳がん検診受診者が激減!「発見時ステージ4の例も」


「昨年、私のクリニックでは乳がん検診の受診者が、一昨年に比べ1,000人以上も減ったんです」

そう語るのは、乳腺外科「ベルーガクリニック」(東京・板橋)の富永祐司院長。

日本人女性の9人に1人が生涯でかかるといわれている「乳がん」。日本では女性がもっともなりやすいがんで、’21年には9万4,400人がなると予測されている。

罹患数が多い乳がんだが、検診による早期発見がしやすいことでも知られている。検診を受ければ、自覚症状のない初期段階の乳がんでも見つけることができるのだ。また、早期に治療を受けることができれば、完治する可能性が高い病気でもある。

ところが、その早期発見につながる乳がん検診の受診者が、コロナ禍以降、激減しているのだ。

日本対がん協会の統計によると、自治体が行っている乳がん検診の’19年の受診者は、81万5,468人だった。
しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大した’20年には、57万3,484人と、前年に比べ約30%も減少した。

そもそも、日本の乳がん検診の受診率は高くない。厚生労働省「国民生活基礎調査」によると、’19年の乳がん検診受診率(40〜69歳)は、47.4%。

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