2021年11月15日 11:00
西村知美さん悩む睡眠時無呼吸症候群「隠れ脳梗塞も見つかって……」
長年いびきに悩まされてきた西村さん
「睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)は、恰幅のいい男性や、アルコールを飲む人がなるものだと思っていました。だから小柄でお酒を一滴も飲めない私が、6年前にテレビの健康番組の企画でSASと診断されたときは、すごく驚いたし、ショックでした」
こう振り返るのはタレントの西村知美さん(50)。しかし、思い返せば、心当たりのある出来事があったという。
「幼稚園のころ、母からいびきを指摘されたんです。かなりひどかったみたいで、病院でアデノイド(扁桃腺肥大)と診断されました。ある日、母に『楽しいところに連れて行ってあげる』と連れられて、気がついたら病院の手術台に。看護師さんに羽交い絞めにされ注射を打たれて、喉から出た血でバスタオルが真っ赤になっていたのがトラウマです」
その後しばらく、いびきは落ち着いたという。しかし、芸能界デビューのために高校生で一人暮らしを始めていた西村さん。
“わからなかった”というのが正確なところだったようで——。
「20歳くらいのときに、家族で旅行に行ったら、朝、姉が笑っているんです。当時はハンディカムが流行り出した頃。姉は、私がいびきをかいている様子を録画していたんです。