季節の変わり目の不調を乗り越える、1日1さじ「酢大豆」習慣
ほかにも、酢は体内の乳酸の分解を促進し、食べたものを効率よくエネルギーに変換する働きもあるため、疲労回復や免疫力アップにも効果がある。栄養効果の優れた大豆と酢を組み合わせたものが酢大豆だ。このスーパーフードによって得られるメリットを石原先生は次のように話す。
「酢大豆は、血管の健康を保つ大豆と、血液をサラサラにするお酢の組み合わせ。相乗効果によって血管年齢を若く保つことにつながります。酢大豆を毎日食べるようにしたら血圧や血糖値が安定してきた、といった話は私も患者さんからよく聞きます」
大豆のカルシウム吸収率が高まることで骨の強化になる、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれることから、便秘改善、ダイエット効果も得られるそうだ。
これほど健康面でのメリットが大きいとあれば、ぜひ酢大豆を習慣にしたい。作り方がとても簡単なところもうれしいポイント。
市販の蒸し大豆や大豆の水煮缶(水気を切る)を密封できる保存容器に入れ、大豆がちょうど浸るところまで酢を加える。これを冷蔵庫でひと晩寝かせるだけ。
「保存食としても使いやすく、冷蔵庫に入れておけば2週間ほどは持ちます」
酢大豆は毎日大さじ3杯を目安に食べよう。