つらい関節痛に「発酵しょうが」有効成分ジンゲロールがポイント
関節痛は、いわば関節で起こる火事です。体中で起きる火事の消火活動には抗炎症作用のある成分が有効なのです。さらに、しょうがには、毛細血管を広げたりおなか周りの血流をよくしたりして全身の血の巡りをよくする働きがあります。炎症が起きていないかパトロールする免疫細胞がその血流に乗って体の隅々まで運ばれていき、早めに対処することも期待できるのです」
関節痛の解消だけでなく予防にも効果が期待できるしょうが。毎日摂取するのがポイントだ。
「毎日すりおろすのが面倒ならば、多めにすりおろして冷蔵室で保存する『発酵しょうが』もいいでしょう。皮ごとすりおろすだけででき、栄養価が高く、消化吸収に優れています。さらに関節痛には血流改善効果の高いショウガオールを増やすのがコツです。
ショウガオールは温度が高いほど増えるので、熱い緑茶に加えるのもいいでしょう。緑茶には『エピガロカテキンガレート』が含まれます。これには抗炎症作用だけでなく、体のサビを作る活性酸素を除去する抗酸化作用があり、健康効果アップに」
秋はしょうがを摂取しよう!