朝にグレープフルーツを食べる人が知らない“意外なデメリット”
調理や食事をしているときは、その食材の香り成分が常に空気中に漂っている状態です。たとえ顔や手に汁が直接つかなかったとしても、香り成分が漂う空間の中にいる限り、肌に付着する可能性はゼロではないので、日中は可能であれば食べるのを避けたほうがいいでしょう。もちろん、朝食後にシャワーを浴びる習慣がある場合や、夕方以降に食べる場合はまったく問題はありません」
■「ソラレン」を多く含む柑橘類とセリ科の食材
国内外の文献などによると、ソラレンを含む代表的な食材は柑橘類とセリ科の野菜。柑橘類のグレープフルーツ、ビターオレンジは皮や実の浅い部分に含まれるという。ほかにもベルガモットやかぼす、レモンやライムなど。セリ科の野菜であるパセリやセロリ、コリアンダーにも含まれているという。
「たとえば、ランチでセロリなどの野菜スティックを日の当たるテラス席で食べたりするのは要注意。レモンなどは食べるというよりも、搾ってサラダや飲み物に入れるといったことで活用するケースが多いでしょう。
柑橘類は皮にあるつぶつぶした油胞がはじけて香り成分が飛び散るので、スライスしたり折り曲げて搾ったりする時点で皮から香り成分が飛んでいることになります」