40代後半から要注意!むせる、口の中が乾燥する…健康寿命を縮める「口の衰え」
『OF-5』チェックリストでオーラルフレイルと感じたら口腔機能低下症の検査を受けることが一般的になることを望んでいます。同時に、ふだんからできる口の体操で鍛えましょう」(平野部長)
■オーラルフレイルを防ぐ「ぶくぶく体操」と「パタカラ体操」
平野部長が患者に勧めているのは「ぶくぶく体操」。
(1)左頬に空気を入れてふくらませ、ぶくぶくと4回動かす。
(2)右頬、上唇、下唇も同様に4回動かす。
(3)最後に口全体に空気を入れてふくらませ、ぶくぶくと4回動かす。これを2回繰り返す。
唇や頬、呼吸の動きを高めるので、食べこぼしが改善され、口呼吸から鼻呼吸に改善されていくという。
宮本院長が勧める「パタカラ体操」は、誤嚥を防ぐための代表的な訓練。
口・舌を鍛えて、食べる・飲み込む機能の向上を目指す。「早口でパタカラ、パタカラと言うのではなく、一音ずつはっきりと発音するようにしましょう。『パ』は発音をするときに唇をはじくようにして、『タ』は舌先を上の前歯の裏につけるようにします。『カ』は舌の付け根を口蓋の奥につけるように、『ラ』はしっかりと舌を丸めるようにします。これを8回×2セット、3度の食事の前に行う習慣をつけて」(宮本院長)
口の健康は全身の健康につながる。毎日行い健康をキープしよう。
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