加齢により機能性発揮に違いが企業とメディア、消費者をつなぐ存在として、暮らしを科学し商品の研究・評価を行っているFCG総合研究所の発表によると、女性を美しく見せるはずの口紅が、年代によってはかえってシワを目立たせたりしてしまうことが分かった。
これは同研究所が、バイオスキンメーカー、ビューラックス社によって製作された10~60代の唇モデルを使って、女性の加齢による口紅の仕上がり状態をチェックして明らかになったものだ。
その調査結果をみると、同じ口紅でも、どの年代の人が使うかによって、ずいぶんと印象が違ってくることが分かる。
(FCG総合研究所ニュースより参考図)マット口紅にはとくに注意テストでは、マットな口紅を塗ってみたところが公開されているが、10代モデルの唇では仕上がりに艶やかな印象があるものの、年代が上がるごとにマット感が強くなり、強くなりすぎた結果、かえってシワが目立つような仕上がりになっていくことが確認されている。
年齢を重ねた大人メイクで、20代頃にぴったりな口紅を同じ方法で使い続けるというのはNG行為にあたるようだ。だが、口紅を塗ることがアウトというわけではない。むしろ塗らないと顔色の血色も悪く見えるし、だらしない印象や老けた印象を招いてしまう。