体臭が強いようであれば、強い殺菌作用のある塩化ベンザルコニウムや、持続性が高い銀が配合された制汗剤を選びます。スティックやロールオンなど塗るタイプの制汗剤もこちらに向いています。
正しい使い方
制汗剤は、収れん剤により汗の出口を塞いでしまうので、使い過ぎれば体温調節の機能に影響する可能性があります。いくら汗を抑えたいからといっても、ワキ以外の部分にも広い範囲で使用することはおすすめできません。ワキの部分にのみ使用する場合でも、2つ以上の制汗剤を重ねて塗れば、殺菌作用が働き過ぎ、より強い菌の登場によってニオイが悪化してしまうことが考えられます。
また、制汗剤を毎日継続して用いれば、それだけ汗腺に負担をかけます。1週間に1、2度といったペースで定期的に制汗剤を使わない日を設定し、汗腺や肌をいたわりましょう。
汗をかかなければよいのか
汗のニオイの発生を抑えるためには、汗をかかなければよいかといえばそうではありません。
暑い季節に汗をかく機会が減れば、その分、汗腺の機能が衰えやすくなります。機能が低下した汗腺からは成分の濃い汗が出やすく、汗のにおいも強くなってしまいます。
日常的にエアコンを使用する環境にいる人や運動不足の人は、注意が必要です。