ビューティ情報『認知症予防にさらなる朗報!FPP(パパイヤ発酵食品)によるパーキンソン病患者の運動・認知機能に関する改善効果を公式サイトで発表』

2023年5月31日 11:15

認知症予防にさらなる朗報!FPP(パパイヤ発酵食品)によるパーキンソン病患者の運動・認知機能に関する改善効果を公式サイトで発表

最近の研究では、酸化ストレスの亢進が、大脳の下に位置する中脳の黒質ドーパミン神経細胞の損傷や細胞死に関与していると報告されています。

Nordera教授らによる本研究は、パーキンソン病患者を対象に、症状・酸化ストレス・抗酸化能および腸内細菌叢を検証しました。ホーン・ヤールの重症度分類I-II度を呈し、レボドパ製剤(300-1,200 mg/日)を服用するパーキンソン病患者は、FPP(FPP群,19名)またはプラセボ(コントロール群,20名)を1日9g摂取するグループに分け、ランダム化二重盲検・プラセボ対照クロスオーバー比較試験を実施しました。両群は、6ヶ月間継続した後、摂取内容を交換し更に6ヶ月間実施しました。各治療開始時と終了時に、抗酸化能、酸化損傷、および腸内の微生物叢の変化を測定し、統一パーキンソン病評価尺度(UPDRS)などを用いて病態を評価しました。

FPP群は、コントロール群と比べ抗酸化能(グルタチオン,2-dG)が改善し、ROSの増加を認めず、特にDNAにおける酸化損傷(8-OHdG)が減少しました。腸内の微生物叢の組成に変化は見られませんでした。さらにFPP群では、視空間認知・注意力・記憶・遂行・見当識などの多領域にわたる認知機能やパーキンソン病の病態とQOLにおいて有意な改善を認めました。

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