子育て情報『なぜだか猛烈に「生まれる!」と感じて…。満月の夜の不思議な出産体験』

なぜだか猛烈に「生まれる!」と感じて…。満月の夜の不思議な出産体験

目次

・初めての出産は激痛とともに…
・2人目計画! でも痛いのは…
・来た! それは満月の夜でした。
・著者:田丸あかね
満月


すべての出産に何かしらのドラマがあります。私の場合、1人目と2人目ではまったく違うドラマがありました。さらに、2人目のときは少し不思議な体験をしたのです……。

初めての出産は激痛とともに…

1人目は出産予定日より1週間早い出産でした。早朝に違和感を覚えてトイレに行ってみると、おしるしらしきものが! 初めての出産でそれがおしるしだという自信はなかったのですが、病院に電話したところ診察をしてくださるとのことだったので、夫の運転で病院へ。

最初は何も感じなかったのに、病院までの道すがらどんどん息苦しさと痛みを感じだしました。そこからはもう痛くて痛くて、自分の腕を爪で引っ掻き、痛みを紛らわすぐらいの痛みでした。産後、爪痕が残っている腕を見た友人たちがかなり驚いていました。


2人目計画! でも痛いのは…

1人目の子どもが1歳を迎えて少し落ち着いてきたころ、2人目を考えるようになりました。でも……あの痛みはもう……!! そこで、無痛分娩ができて子どもがお見舞いに来られる産院を選びました。今度は大丈夫、痛くない! と思いながらも、おなかが大きくなるにつれて陣痛を思い出すようになりました。

すでに陣痛を体験しているからこそ、1人目よりも緊張していたかもしれません。小さな長男と2人きりのときに陣痛が来てしまったら長男を怖がらせてしまう。できることなら、1人目を出産したときにマッサージをしてくれた夫がいる日に産みたい。など、いつ来るかわからない陣痛に不安になりながら、入院の準備をしていました。

来た! それは満月の夜でした。

出産予定日の2週間前、あと少しで上の子とはしばらく遊べなくなってしまうと思い、家族でお花見に行きました。家族で桜と露店を楽しんで帰宅すると、なんだか頭がフワフワとして、それなのにおなかはぎゅっと締め付けられるような感覚……。

そして、なぜだか猛烈に「生まれる!」と感じ、産院へ。診察の結果、破水していることがわかり、すぐさま麻酔の準備をしていただきました。そこからが実際に生まれてくるまでは1人目のときよりも長かったのですが、麻酔のおかげで(麻酔をかけるときは痛かったですが)、痛みはほとんどなく出産することができました。 

産後少し落ち着いてから助産師さんと話していたところ、大きくはない産院で昨夜だけで5人の赤ちゃんが生まれたとのことでした。

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