子育て情報『葉酸不足が重篤な病気を招く!? どう防ぐ? 今からでも間に合う摂り方』

葉酸不足が重篤な病気を招く!? どう防ぐ? 今からでも間に合う摂り方

葉酸は、枝豆、モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜やいちごなどに多く含まれています。葉酸は熱に弱く水溶性なので、調理方法は焼いたり、長時間茹でたりするのを避けたほうがよいです。

次に葉酸が強化された食品を利用しましょう。葉酸が強化された食品としては、葉酸米や葉酸卵といった普段の食事に手軽に取り入れられるものも多く出ています。食事で不足する分は、サプリメントを使って葉酸の必要な量を摂取するようにしましょう。

妊娠中に葉酸サプリメントを摂取する際の注意点

食事での葉酸摂取と、葉酸のサプリメントでの摂取では、実は摂取する葉酸の種類が違っています。食事で摂ることのできる葉酸は「食事性葉酸」、サプリメントに多く配合されている葉酸は「モノグルタミン酸型の葉酸」と呼ばれ、食事性葉酸のほうは利用効率がモノグルタミン酸型の葉酸の50%程度となっています。

そのため、推奨摂取量の食事で0.4mg/日、サプリメントで0.4mg/日というのを、サプリメントで0.8mg/日摂れば大丈夫だと勘違いしてしまうと、過剰摂取に繋がる可能性があるので注意しましょう。


また葉酸のサプリメントには、次のような問題があります。

1.品質の問題
医薬品と違い、サプリメントは品質や規格などが一定しません。

2.相互作用の問題
葉酸単独もの以外に、葉酸を含む総合ビタミン剤という形でも販売されています。総合ビタミン剤は、葉酸以外のビタミンを過剰摂取する恐れがあるため、葉酸を摂取するために総合ビタミン剤を選択することはやめましょう。特にビタミンAの過剰摂取は、胎児に影響がある可能性があるため避けましょう。

3.過剰摂取の問題
一日摂取目安量当たりの葉酸摂取量は、サプリメントの銘柄によって違っていますので、記載を確認し、過剰摂取にならないようにしましょう。

以上のことから、葉酸のサプリメントを購入する際は、十分に注意して利用してください。

※参考:基礎知識(妊娠中)「妊娠初期には欠かかせない葉酸。
過剰摂取はNG!?」【監修者:医師 天神尚子先生産婦人科 | 三鷹レディースクリニック院長】


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