出産中にシュワシュワ!?炭酸水をかけられたような感覚の原因はまさかの…
陣痛開始から20時間、子宮口が全開大になり、助産師さんの合図と共に力いっぱいいきみました。すると、もうろうとする意識の中で顔全体にシュワシュワと炭酸水をかけられたような感覚が……。陣痛に耐え、出産後の私の体に起こった体験談をお話しします。
分娩台で顔に感じた“シュワシュワ”
令和元年・秋に自然分娩にて長女を出産しました。21時間の陣痛のすえにわが子と感動の対面を果たし、産後は熟睡した私。翌日両親が面会にきてくれたのですが、私の顔を見るやいなや実母がびっくり仰天! 何事かと鏡を見ると、そこには白目が真っ赤に充血し、目の周りにそばかすのような赤い点々が出現して、変わり果てた私の顔が……。
医師に相談すると、「いきんだときに顔の毛細血管が切れたのでしょう」とのこと。言われてみれば、いきんでいるときに顔にまるで炭酸水をかけたようなシュワシュワとした感覚があったことを鮮明に覚えていました。
夜、ベッドに入ったときも体が熱っぽかった一方で、顔には“シュワシュワ”の感覚が残っており、気持ちいいとさえ思っていたのです。こんなことになるなんてとショックを隠し切れない産後1日目でした。
内出血に眼圧上昇…陣痛による後遺症
助産師さんから分娩時のアドバイスとして「いきむときに目を閉じてしまうと力が入らないだけでなく、目元に力が入りすぎて顔の毛細血管が切れることがあるから気を付けて」と伺っていました。
要するに内出血するとどういうことになるのかまったく想像がつかないまま、いきむときはしっかりと目を見開いて、口を固く結んでいきんだ私。ところが努力むなしく眼球と目の周りの毛細血管は切れてしまい、おまけに目を見開きすぎていたせいで眼圧まで上がってしまい、まばたきをすると常に目に違和感がありました。
入院中、ほとんどのママさんはすっぴんのまま授乳指導や産後健診を受けていましたが、人目を気にするあまり毎日ファンデーションを厚塗りして過ごしていた私でした。
真っ赤な瞳、実は私が生まれたときも…
鏡を見るたびに落ち込み、うつむく私に気が付いた助産師さんたちからは「時間と共に治ります」「痛い陣痛に耐えた証拠よ」と励まされ、少しずつ気持ちを持ち直していきました。まばたきの違和感や充血があっても、視力そのものに差し支えることはなかったため、生活への影響が最小限で済んだことも救いだったかもしれません。