子育て情報『どうしてお友だちを噛んだりするの?保育士が1歳からのトラブルを解決!』

2020年10月19日 22:30

どうしてお友だちを噛んだりするの?保育士が1歳からのトラブルを解決!

目次

・たたいたり噛んだりすることは異常ではない
・たたいたり、噛んだりしたときにしてはダメなこと
・たたいたり、噛んだりしたときにしてほしいこと
・体で止めに入り短い言葉で伝える
・気持ちに共感する
・友だちに目を向けさせる
・友だちに噛まれたときはどうすればいい?
友だちトラブルで泣いている子どものイメージ


こんにちは、保育士の中田馨です。1歳~2歳ごろによくある友だちのとのトラブルのなかには「乱暴に関わる」ことがあります。具体的には、たたいたり、押したおしたり、噛んだりです。どちらも気まずい思いをしてしまいますよね。

今回は、友だちをたたいたり噛んだりしたときに、保育士が何をしているかをお話しします。

たたいたり噛んだりすることは異常ではない

まず、ママたちに知ってほしいことは、たたいたり噛んだりすることは異常ではないということです。1歳~2歳ごろの子どもは、まだ自分の気持ちを言葉で表現する方法を知りません。自分の気持ちを表現する手段として、たたいたり噛んだりするのです。
よく「ストレスがあるのではないか?」などと周りに言われて、「自分の責任かもしれない」と思い悩むママもいますが、決してストレスだけが原因ではありません。

保育所でよくあるのは、下記のような場合です。
・おもちゃを取られてたたいた
・自分の遊びの世界に急に入ってこられてたたいた
・「イヤ」と何度か言っているのにしつこくされたのでたたいたなど

子どもを見ていると、必ずたたく・噛むには何かしらの理由があります。なかには、正義感が強くて当事者ではないのにたたいたり、友だちが好きすぎて思わず噛んでしまった子もいます。でも、「友だちをたたく悪い子」というレッテルを貼らないでほしいです。これらの行為は、子どもの発達段階でよくあることとママたちみんなが理解し、その対応方法を知っていれば、子どもたちは過ごしやすくなります。

たたいたり、噛んだりしたときにしてはダメなこと

友だちをたたいたり噛んだりすると、周囲のママたちから白い目で見られることもあるでしょう。「噛んではダメ」と何度伝えても、その場では分かっていても、また次もやってしまいます。
そうなんです。これらは1回しかっておさまるものではないのです。繰り返し、繰り返し起きることなので、ママも友だちがいる公園や児童館などに行きにくくなることでしょう。

このときに、子どもを一方的にしかり続けないようにしましょう。そして、ママが必要以上に落ち込まないようにしましょう。した側もされた側も両方とも傷つくので、両方の理解が必要になります。もし、頻繁に友だちとトラブルが起きそうなら、少しの間は集団に入らないと決めてもいいかもしれません。

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