2021年3月22日 21:30
お散歩に行くのが楽しくなる!保育園で大人気の春におすすめの絵本
こんにちは、保育士の中田馨です。温かなだんだん春らしい風が吹くようになってきました。今回は、春の時期だからこそ読みたい、私がおすすめする絵本を紹介します!
『ねんねん のはら』福音館書店
あまんきみこさん作、ほさかあやこさん絵の月間予約絵本「こどものとも0.1.2.」シリーズの中の1冊です。この絵本、息子が0歳のときからずっと「寝る前の定番絵本」でした。
「ちゅうちゅうねずみがあそんでいると、ねずみのかあさんよびました」「ねんねんのはらにいらっしゃい」「ねんねんのはらのくさのなかねずみのかあさんうたいます。ちゅうちゅうちちちねんねんよ」ねずみの次はうさぎの親子、きつねの親子、ぶたの親子、そしてぼうやの親子がやってきて、同じリズムの言葉を繰り返し、ねんねんのはらで、みんなが母さんにもたれながらお昼寝をするお話です。何ともほっこりと優しい気持ちになる1冊です。
この本を読むとき、最後の「ぼうや」は自分の子どもに置き換えて読みます。そうすると子どもは、自分が絵本の中に登場している感覚になり、とても喜びます! 我が家では、あまりにも何度も読んだので、私も子どもも覚えてしまい、絵本を開かず、布団に入って子守歌のように2人で歌いながら寝ました。
『わたしのワンピース』こぐま社
にしまきかやこさんの絵本です。
うさぎさんの元に、まっしろなきれがふわふわってそらからおちてきます。そのきれをつかって、うさぎさんは「わたしのワンピース」をミシンで作り始めます。真っ白なワンピースを着たうさぎさんは楽しそうにお花畑を散歩すると、ワンピースが、花模様になりました。
うさぎさんが行く先々で、ワンピースは、雨模様、草の実模様、鳥さんの模様など次々と模様を変えていきます。どの模様になっても、うさぎさんは「ララランロロロン」とうれしそうにのはらを歩きます。
言葉と場面の切り替わりにリズムがあり、それに引き込まれるように、子どもは目をキラキラさせながら絵本を読みます。おうちにあるワンピースを着て「うさぎさんのワンピースみたいだね」なんてお話しながら、お散歩するのも楽しいですね。
『14ひきのぴくにっく』童心社
いわむらかずおさん作の「14ひきのシリーズ」