2021年8月21日 21:00
ママ・パパは必須!妊活前から知っておきたい「水疱瘡」どう読む?何のこと?
妊娠・出産を機に育児書などを見て、初めて目にする用語や病名が出てきたという方もいらっしゃると思います。その一方で、口にする機会はあるけれど、漢字で書いてあると読めないという言葉も。そんな言葉をピックアップ! 今回は「水疱瘡」。一度は目にしているであろうこの漢字、みなさんは読めますか?
「水疱瘡」って読めますか?
「水疱瘡」って読めますか?「水疱瘡」に罹ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。これは感染症の1つです。こちら、なんと読むでしょうか?
正解は
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「みずぼうそう」です。
一般的に「みずぼうそう」と言われることが多いかと思いますが、正しくは「水痘」と言います。では、こちらもなんと読むでしょうか?
正解は
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「すいとう」です。
水痘(水疱瘡)とは?
水痘は、特に2〜8歳の子どもに多く見られる感染症で、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。感染経路は、飛沫感染・接触感染があります。
症状は、38度前後の発熱と全身の発疹です。はじめは皮膚が赤みを帯び、その後直径3~5mm程度の盛り上がった赤い発疹となり、それが水ぶくれのようになったのち、かさぶたになっていきます。数日にわたり新しい発疹が次々とでき、さまざまな段階の発疹が混在し、すべての発疹がかさぶたになるまで6日程度かかると言われています。そのほか、全身のだるさ・軽い頭痛・ 食欲の低下などがみられます。
これまで水痘は終生免疫(一度感染すると生涯その病気にかからない)と考えられてきましたが、再感染があることが知られるようになってきています。
水痘は子どもの病気? 妊婦さんは要注意!
水痘は子どもに多く見られる感染症ですが、大人が感染すると重症になることがあり、髄膜炎や脳炎などの合併症の頻度も高くなると言われています。また水痘・帯状疱疹ウイルスは水痘が治ったあとも体の中に潜伏していて、何年も経過してから何らかの理由で再活性化し、「帯状疱疹」を生じることもあります。
水痘に感染歴のない妊婦さんは注意が必要です。妊娠13〜20週ごろに初めて水痘に感染し、発症した場合、まれにではありますが赤ちゃんが先天性水痘症候群(CVS)※1を発症することがあります。また、妊娠後期では、水痘肺炎を発症すると重症化することがあり、死亡率も2〜35%というデータがあります。