子育て情報『【緊急】新型コロナ感染への不安の声。妊婦さんが「今」できることって?』

2021年8月20日 20:00

【緊急】新型コロナ感染への不安の声。妊婦さんが「今」できることって?

全国的な新型コロナウイルスの蔓延に伴い、保健所や医療施設の業務が逼迫し、入院したくても(させたくても)入院できず、自宅療養を余儀なくされている方が日に日に増加しています。そんななか、新型コロナウイルスに感染し自宅療養していた妊婦さんの入院先が見つからず、自宅で出産、残念ながら赤ちゃんは助からなかったとの報道がありました。

目次

・自宅療養中の妊婦さんが自宅で出産、赤ちゃんは助からず
・妊婦さんもワクチン接種を


妊婦さん


自宅療養中の妊婦さんが自宅で出産、赤ちゃんは助からず

柏市保健所によると、妊婦さんは妊娠29週、30代でひとり暮らしだったとのこと。感染が判明したときは軽症の診断だったようですが、保健所への届け出には「妊婦」という情報はなかったそうです。3日後、保健所の聞き取りがおこなわれ、妊婦さんであることがわかります。そして、呼吸苦を訴え、酸素飽和度の低下も見られたのですが、対応できる医療機関が見つからず自宅療養が継続されることに。

受け入れ先の病院が見つからないまま、この妊婦さんは保健所の聞き取りがあった3日後におなかの張り、出血が見られ、かかりつけの産婦人科や保健所、県の調整本部などで入院調整がおこなわれましたが、入院先は見つからず、自宅で赤ちゃんを出産しました。

その後この妊婦さんが自ら救急要請をおこない、赤ちゃんは病院に救急搬送されましたが、残念ながら亡くなったということです。


妊婦さんもワクチン接種を

妊娠中、特に妊娠後期に新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすいとされています。そのため、日本産婦人科学会は妊婦さんに対し、時期を問わずワクチンを接種することをすすめています。さらに妊婦さんの約8割が夫やパートナーからの感染であることから、夫またはパートナーへのワクチン接種をすすめています。

ワクチン接種をするにあたり、やはり気になるのが副反応かと思います。ですが、副反応に関しては、妊婦さんと一般の人に差はないこと、副反応の有無にかかわらず、妊娠の異常(流産、早産、その他)の頻度はワクチンを打たなかった妊婦さんと同じであると報告されいます。また、副反応で発熱した場合も、アセトアミノフェンは内服しても問題ないとしています。 

接種を希望される場合は、あらかじめかかりつけ医に相談し、接種の際はその旨を接種会場の問診医に伝えて、接種を受けましょう。

本来であれば救えたかもしれない赤ちゃんの命。

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