2021年11月6日 08:30
男らしさ女らしさはもう古い?「ジェンダーレスネーム」ランキング、人気のよみは?
近年話題となっている「ジェンダーレス」。社会的・文化的に求められる性差を表す「ジェンダー」の境界をなくすという考え方で、近年では世界中でこの考え方が広がりつつあります。
今回は、2020年上半期生まれの64,316名の赤ちゃんを対象に、性差を感じさせない「ジェンダーレスネーム」を調査しました。男女に名づけられていた名前のよみランキングTOP10をご紹介します。
1位はると
2019年、2020年と2年連続男の子のよみランキング首位を獲得した「はると」。男の子に大人気の名前ですが、2021年上半期は809人中4人の女の子に名づけられました。
男の子の名前には「陽翔」「大翔」「悠人」「陽大」「悠斗」「陽斗」「悠翔」などが実際に名づけられています。
空を羽ばたくようなイメージの「翔」、太陽をイメージする「陽」、おだやかな印象の「悠」などを用いた、スケールの大きな名前が多かったようです。
2位あおい
2020年男の子のよみランキング11位、女の子では4位にランクインした「あおい」。2021年上半期は699人のうち、女の子の名づけに354人、男の子に345人用いられており、性別に関係なく人気の高いよみです。
男の子には「蒼」「碧」「葵」「蒼生」などが、女の子には「葵」「葵衣」「あおい」などが実際に名づけられました。
芸能人では、女優の宮﨑あおいさん、森川葵さんなどが活躍しています。
3位ひなた
2020年男の子のよみランキング7位、女の子では24位にランクインした「ひなた」。男の子は「陽向」「陽太」「陽大」「陽」「太陽」などが、女の子はひらがなの「ひなた」のほかに「陽葵」「陽咲」「日葵」などが実際に名づけられました。
太陽が降り注ぐ「日向」や「日向ぼっこ」をイメージする人も多いのではないでしょうか。どことなく暖かな印象を受ける名前ですね。
4位りく
2020年男の子のよみランキング4位にランクインした「りく」。男の子の名前というイメージがあるかもしれませんが、2021年上半期は504人中16人の女の子に名づけられています。男の子は「陸」「凌空」「凌久」などが、女の子は「李玖」「李空」「理空」「璃空」などが実際に名づけられました。そのよみの響きから、大地をイメージさせるようなスケール感の大きい名前ですね。