2021年12月21日 21:30
保育園で大人気! 現役保育士がおすすめする冬に間違いなしの定番絵本4選
保育士の中田馨さんが、冬におすすめする絵本を教えてくれました。『まどから おくりもの』、『クリスマスのおばけ』、『おふろでちゃぷちゃぷ』、『14ひきのもちつき』の4冊をご紹介!
こんにちは! 保育士の中田馨です。冬の寒さが本格的になってきましたね。寒くてなかなか外に出にくい季節。おうちで過ごすことも多くなるのではないでしょうか? そんなときにこそ、絵本の時間をたっぷりとってみましょう。今回は、私が大好きな冬の定番絵本を紹介します。
『まどから おくりもの』 作/五味太郎
もうすぐクリスマス。クリスマスにちなんだしかけ絵本を紹介します。表紙を開けると、ヘリコプターに乗った赤い帽子のおヒゲのおじいさん。「あれはたぶんサンタクロースさん」「きょうはどうやらクリスマスあれはきっとおくりもの」とお話が始まります。
サンタクロースさんは、みんなのおうちにプレゼントを届けます。窓からのぞいて「ここはねずみさんのおうち」「ここはねこさんのおうち」と、それぞれに合ったプレゼントをどんどん置いていくのですが、実は窓から見えているねずみさんもねこさんもしまうまさんもみんなみんな、ねずみさんでもねこさんでもしまうまさんでもないのです!
さてさてどうなったのやら……。結末は、是非とも絵本で確認してください。窓から見える動物さんが誰なのか? 親子であてっこをしても楽しいです。
『クリスマスのおばけ』 作/せなけいこ
続いてもクリスマスの絵本です。私の大好きなせなけいこさんのおばけが出てくる絵本です。「クリスマスのひはうれしいなー。ようちえんではおゆうぎかいよ。プレゼントだっていただけます」ごちそうだっていただけるクリスマスだけれど、おばけの子どもはどうなんだろう?という女の子の疑問からお話がスタートです。
せなけいこさんのおばけの出てくる絵本は、おばけがなんとも気の毒に感じてしまうことが多いのですが、この絵本はなんだかほっこり幸せな気分になります。おばけが出てくるので子どもたちもドキドキ顔でページを開きます。おばけが窓の外から顔を半分のぞかせているシーンでは、これから始まるお話への期待のまなざしを向けてくれる子がとっても多いんですよ。
『おふろでちゃぷちゃぷ』 文/松谷みよ子絵/いわさきちひろ
冬だからこそ読みたい、温かくて気持ちがよくなるテーマの絵本です。