子育て情報『「赤ちゃんにもアルコール消毒」は実は間違い!?赤ちゃんに危険なことも!消毒時にやりがちNGとは?』

2022年4月13日 19:30

「赤ちゃんにもアルコール消毒」は実は間違い!?赤ちゃんに危険なことも!消毒時にやりがちNGとは?

助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、乳幼児へのアルコール消毒について教えてくれました。感染予防対策によく使われているアルコール除菌。乳幼児に使用する際の間違った対応していませんか…?

目次

・乳幼児にアルコール消毒は使用して大丈夫?どんな場合に使うのが正解?
・実は危険!アルコール消毒時に乳幼児の顔や目に入るリスクも
・手荒れの症状がひどい場合、アルコール消毒は必要?【大人編】
・まとめ


アルコール除菌イメージ


感染予防対策でよく使われているアルコール消毒。赤ちゃんや小さなお子さんにはどうしたら良いか迷うところですよね。今回は、ママや赤ちゃんのアルコール消毒についてお話ししていきます。

乳幼児にアルコール消毒は使用して大丈夫?どんな場合に使うのが正解?

乳幼児の手の皮膚は薄く皮脂も少ないため、ダメージを受けやすくアルコール消毒は避けた方が良いといわれています。乳幼児の手洗いは、基本的には流水と石鹸の手洗いで問題ありません。石鹸の泡の洗い残しがないようにしっかり流しましょう。


赤ちゃんの場合は、水道で洗わせるとうまく支えることができずに落下などの危険もあり、流水で洗うのは難しいかもしれません。その場合は、洗面器にためた水で洗ったり、ウエットティッシュや濡らしたタオルで拭くようにしましょう。ウエットテッシュは、アルコール成分が含まれていない赤ちゃんの口拭き用などにすると安心です。

幼児であっても頻回なアルコール消毒は手荒れの原因になるためおすすめできません。水道が近くにないときなどの対応としてアルコール消毒をしましょう。また、アルコールによって赤くなったりしないか、手の皮膚の状況をみて、使用や頻度を検討してみましょう。

実は危険!アルコール消毒時に乳幼児の顔や目に入るリスクも

お店や施設にある消毒液は、大人に合わせた高さで、ちょうど乳幼児の顔の高さになることがあります。アルコールが噴霧したときにお子さんの顔にかかってしまうことがあるので注意しましょう。


アルコールがかかってしまった場合には、濡れたタオルやウエットテッシュで拭き取ったり、流水で洗い流すようにしましょう。目に入ってしまった場合、流水で洗い流した後も目が赤くなったり痛がっている様子であれば病院を受診するようにしましょう。

手荒れの症状がひどい場合、アルコール消毒は必要?【大人編】

大人であっても、基本的には石鹸と流水で洗うことが大切です。水道が近くになく、流水で手洗いできない場合にアルコール消毒をするなどと分けてみましょう。

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