里帰り先で無事、女の子の赤ちゃんを出産した妻・雪穂。産後、新生児のお世話に追われ、自宅にいる夫にその大変さを理解してもらえず、環境や意識の差に苦しんでいた。
お願いされて一生懸命作った両親学級のノートは、夫が紛失した。寝不足に加えて、体のあちこちが痛い。さらにトイレに行こうとしたタイミングで失禁してしまった。
「お願いカズ君、少しでいいから話を聞いて……!」
しかし夫からの返信はなかった。妻がこんなに切羽詰まった生活をしているときに、夫はのんきに楽しんでいて……。
話しをしたい時に、夫は飲み会で楽しんでいて……
「おむつケーキとか出産祝いたくさんもらっちゃった!」
ああ、そういうことか。
私がつらくてつらくてたまらないときに、カズ君は楽しく飲んでたんだね。
初めての育児でただでさえ不安でいっぱいなのに、話をすることさえできない。
さらに、出産祝いのお返しの話をすると、
「なんか適当に、お菓子とかでいいから!」
適当に?「適当」ってなに?
赤ちゃんを1人で産んで、育てて、心も体もボロボロの状態なのに、私が会社の人たちの内祝いの手配までしないといけないの?
妻は愕然として……?!
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
<モラハラ夫>「気付いたら意識がなくなって…」必死で説明し、懇願したのに夫の返事は…