子育て情報『夫は気付いてもいない?洗濯にまつわる「名もなき家事」とは!?夫よ、妻の苦労をわかっていますか?』

2022年9月29日 20:55

夫は気付いてもいない?洗濯にまつわる「名もなき家事」とは!?夫よ、妻の苦労をわかっていますか?

「洗濯」というと洗う、干す、畳むの工程だけをイメージしていませんか。いえいえ、そうではありません。洗剤の補充や洗濯機の掃除、アイロンがけ、天気予報のチェックも洗濯に含まれる家事の1つです。日常に埋もれた「名もなき家事」は、妻ひとりに負担が偏りがち。洗濯を深掘りすると、いかに複雑な仕事かがわかります。夫婦でじょうずにシェアする方法とは?男性の家事育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に話を伺いました。

洗濯の「責任者」がママに偏る原因とは

「多くの男性にとって、『洗濯』は、もっともわからない家事の1つではないでしょうか」と語るのはパパの育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生です。干す、畳むなど洗濯の一部を手伝う男性は多いようですが、洗剤の買い出しから服を畳んでしまうまで、1から10まですべてを把握する「責任者」を男性が担っている家庭は少ないようです。


その原因の1つが料理などの家事と違って、スタートからゴールまで時間がかかるということ。

「1人暮らしでもしない限り、子育て家庭の洗濯をパパがメインでする、という話はほとんど聞いたことがありません。かかる時間が長いからでしょう。だから経験が少なく、基本的な知識がないという男性が多いんだと思います。でも日常生活には欠かせない家事。そこにアンバランスが生じています」(小崎先生)

え、気付いてもいない!? パパたちの驚きの感覚

では男性はタオルや服がきれいになって畳まれて収納されているのを、当たり前と思っているのでしょうか?

「いやいや、違うんです。洗濯に限らず、家事に消極的な男性の場合、関心がないから女性がやってくれているということに、気づいてさえいないことが多いんです。知らない間に洗濯ができてる、という感覚です。
いつの間にか洗濯物が干してある、畳んである、朝ごはんができている、掃除が済んでいる。これはやっぱり責任感の問題です。家事育児が自分事とは思っていないと、そうなってしまうんですよね」

小崎先生自身、育休をとって初めて洗濯の段取りがわかるようになったといいます。

「ゴールまで責任もって自分でやって初めてわかることが多いものです。中途半端な介入だと一部分しかわからない。

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