2022年12月3日 18:30
「本当に帰ってくるんだ!」妻子の帰宅の話は夢じゃなかった!復縁諦めていた夫は心が躍って
妻が離婚を決意し実家へ娘を連れて帰ってしまった。仕事第一だった夫は、別居中に被災してしまった妻子が暮らす所へ通い、仕事を長期間休んで娘と向き合うように。娘のことを考え、お世話をするようになり別人のように変わった夫を見て、妻は「娘と一緒に自宅に帰る」決断をした。
このまま別居が続くかもしれない。最悪の場合、離婚になって、もう妻と娘と会えなくなってしまうかもしれない、そう思っていたのに、妻と娘が家に帰って来る……?!
大喜びしたものの、肝心な「離婚」については話し合っていなかった……離婚がナシになったわけではないのかもしれない。
翌朝目を覚ますと、「私たちも一緒に帰るよ」と言ってくれた妻の言葉が夢だったんじゃないかと不安になったが、スマホには新幹線の空席を調べた履歴が。
本当に妻と娘が一緒に家に帰ってくれるのだろうか……。夫は不安を抱えたまま、一人早起きして、家族の朝食の準備をしていた。
夢じゃなかった…帰って来てくれる!?
かつて「主婦は家事を全部完璧にやって当たり前」と言い、娘に一切無関心だった夫が、今や早起きして「娘が喜ぶから」と、ホームベーカリーで自家製パンを作るようになっていた。
「来週の新幹線、座席取れたから」
妻の言葉に胸が躍る。
夢じゃなかった……!
本当に帰ってきてくれるんだ……!
妻の「離婚」という決断は、もう覆すことができないかもしれない。それだけのことを自分がしてきてしまったし、愛想をつかされても仕方がないと思っていた。だからこそ、夫はうれしくてうれしくて、たまらなかった。
「ごめん、俺が昨日取っておけば……!」
「いいよ。気持ちだけ受け取っておくね」
そんなお互いを思いやる言葉をまた、交わすことができるようになった二人。このまま何事もなく帰路につけると思っていたけれど……?!
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
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