2023年3月15日 00:50
<小学生トラブル>「耳の穴かっぽじって聞いて!」息子と友人の揉め事について担任に相談すると!?
小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、担任不在の教室でトラブルになった2人。突然、ソウに殴りかかったレクトですが、駆けつけた教頭先生に、「ソウにいじめられていた。殴られて頬が腫れた」と嘘を話しました。まるで自分が悪者かのような状況に困惑するソウ。翌朝、情報通のママ友にレクトについて話を聞いてみると、レクトはいつもおなかを空かせている様子で、親の影が見えないそう。
「もしかしたら、育児放棄されてるのかもしれない」という話に、居ても立っても居られなくなったお母さんは、学校へ向かうことにしました。
ソウとレクトの担任の鈴木先生は、奥さんの出産のため、お休み中。しかし、学校へ足を運ぶと、校門の前で鈴木先生に出くわしました。
「先生、学校は明日からじゃないんですか!?」。驚くお母さんに、「明日からなので、準備のために学校に寄るところです」と話す先生。担任不在の中で起きたトラブルに、不安が募っていたお母さん。話せると思っていなかった鈴木先生に会えた安堵感から、へたり込んでしまい……。
担任に事情を説明すると…
「先生、お休み中に申し訳ないんだけど、耳の穴かっぽじって話を聞いてもらってもいいですか?」
休みが明ける前に、学校に準備のため訪れていた担任の鈴木先生。お母さんは、ソウとレクトのトラブルについて説明しました。
「え……。ぼくのいない間に、そんなことが……!?」
「ソウは身に覚えのないことを自分のせいにされて、困惑しています」
「ソウに殴られて頬が腫れた」と、教頭先生に嘘の説明をしたレクト。
「ぼくもソウくんのことはよくわかってるつもりです。その話、ぼくに任せてもらえませんか? 必ず明確にしたいと思います」
心強い言葉をかけてくれた鈴木先生を信じ、お任せすることにしたお母さん。
学校に戻る鈴木先生に、「お母さんも教頭先生に話されますか?」