2023年4月3日 23:20
<小学生トラブル>「母は忙しいので」わが子のトラブルから逃げる毒親。被害に遭った娘を守るには!?
小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をついていました。ソウのお母さんが、息子とレクトのトラブルについて、担任の鈴木先生に相談していると、偶然居合わせた小学6年生の高木ミミちゃんのお母さんに声をかけられました。ミミちゃんは、レクトの姉・メコちゃんと同級生で、メコちゃんからカツアゲされそうになった過去があったのです。
メコちゃんとのトラブルについて、「解決したのか」とお母さんが尋ねると、「解決したと言えるかは難しい。しいて言うなら、自分たちの落とし所をどこにするかだと思う」と、暗い顔をするミミちゃんのお母さん。
ミミちゃんのお母さんは、メコちゃんとのトラブルについて、何度もメコちゃんの親に謝罪を求めたそう。しかし、メコちゃんの親は、娘が起こしたトラブルについて、対応しようとしませんでした。やっと「謝罪する」と連絡があったものの、現れたのはなんと、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんだったのです。
納得できない謝罪の末に…
メコちゃんのお姉さんが謝罪に来たことに、担任の先生も驚きを隠せません。
「あれ……? えっと、お母さんは? どうされました?」
「母は忙しいので、私が代わりに謝りに来ました。すみません。私もバイトの時間がありまして……。本当にメコがすみませんでした」
そう言って、メコちゃんのお姉さんは、早々に帰ってしまいました。
「うえーーーーーーー! そんなことある!?」
驚いたお母さんは、「それじゃあ、高木さんの言う“落とし所”って……?」と尋ねます。
「うちの“落とし所”はね……。ミミとメコちゃんを、2度と関わらせないということかな」
思いもよらないメコちゃん側からの謝罪に、後味が悪いミミちゃんのお母さんですが、何とか納得しようとするのでした。