「つむちゃん、ちょっといいかな?」成績トップの良子ちゃんに呼び出された理由は?<犯人にされた私>
「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さんは、ある日、成績トップの良子ちゃんに悪口の手紙を書いた犯人にされてしまいます。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず、その日からつむ田さんに嫌がらせをするようになっていったのでした。そんなある日、つむ田さんを下のクラスに落とすためだけに、テスト直前にテスト範囲を変えるなどの不正をしたオイカリ先生。後日たまたまオイカリ先生の不正について、生徒たちが話しているのを別の講師が聞いたことで事態は急変。塾内でこの事実が明らかになると、塾長は大激怒。オイカリ先生はしばらく自宅謹慎を言い渡されたのでした。
「終わった……俺の人生」そんなことを思いながら、自分の荷物をまとめていると、1枚のメモが出てきました。そのメモを見て、良子ちゃんの存在を思い出したオイカリ先生は、良子ちゃんの家に電話をかけることに。
最初は良子ちゃんお母さんに断られていたものの、なんとか良子ちゃんにつないでもらえたオイカリ先生。すると、良子ちゃんから「悪口の手紙を書いたのは自分です」という衝撃の事実が語られました。さらに、手紙を書いた理由は、オイカリ先生が良子ちゃんの成績しか見ていなかったことにあったのでした。
良子ちゃんは捨て台詞を吐くと、一方的に電話を切ってしまったのでした。
オイカリ先生がいなくなると、良子ちゃんは塾に戻ってきて…
オイカリ先生が塾からいなくなると、
すぐに戻ってきた良子ちゃん。
「すげー休んでたのに」
「良子ちゃんまた1位じゃん」
塾をずっと休んでいたにもかかわらず、
成績は変わらず1番なことに
ザワザワするクラスメイトたち。
良子ちゃんはつむ田さんを見つけると、
「ちょっといいかな?」と声を掛けました。
「……ごめんね」
2人きりになると、
真っ先に謝ってきた良子ちゃん。
しかし、つむ田さんの本音は
"許せない"といものだったのです。
その日の夜、つむ田さんは家に帰ると、
お母さんに塾をやめていいか相談をしたのでした。