子育て情報『「みじめ…」友人宅で初めてホットケーキを見た少女。自分の家庭環境に絶望して!?<統合失調症の母>』

2023年10月2日 23:20

「みじめ…」友人宅で初めてホットケーキを見た少女。自分の家庭環境に絶望して!?<統合失調症の母>

「みじめ…」友人宅で初めてホットケーキを見た少女。自分の家庭環境に絶望して!?<統合失調症の母>


統合失調症の母に育てられた“わたしちゃん”。思い出せる一番古い記憶は、幻覚や妄想で騒いでいる母の姿。病気のせいもあり、家の中は汚く、自分で食事を作り食べることもしばしば。唯一の理解者である、“今のわたし”が当時のわたしちゃんの気持ちに寄り添います。仕事や不倫もあり、家にいないことが多かった父。母の精神疾患に理解がなく、夫婦は揉めてばかりいました。幼な心に、「両親の仲が良ければ、母の病気ももう少しよくなっていたかも」と感じていたわたしちゃん。

小学3〜4年生のころには、ストレスから食に走ってしまい、だんだんと太っていきました。
同じく太っていた母から、「太ってるんだから食べるのやめな!」と否定されたことで、悔しい思いをします。

太っている自覚はあったわたしちゃんは、母の言葉を受け、太っていることが“悪い、怖い”という感覚に悩まされてしまい……。

幼心に芽生える劣等感

母5


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小学校中学年のころ、母の行動に対して常に嫌悪感を抱くようになったわたしちゃん。

ある日、自分の服をハサミで切り刻む母の姿を見て、兄に愚痴をこぼしました。

「ねーあの人、自分の服をハサミで切りまくってるよ。変なのー」

すると兄からは「あの人とかそういう言い方やめろよ。あと、自分の服切ってても別にいいんじゃね?」と、母に理解を示すような言葉が返ってきました。

「もしかしてお兄ちゃんは、私と同じ気持ちじゃないの!? なんで?」

兄が味方をしてくれないことに驚き、モヤモヤするわたしちゃん。

「自分と同じように、母を責めてくれると思っていたから、お兄ちゃんから責められてショックで悲しかったよね」

大人になったわたしは、「むしろお母さんを悪く言う自分が悪い人間なのかと思い、つらかった」

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