「怖い…」母の不安定な精神状態に疲弊する娘。大人になっても続くトラウマとは<統合失調症の母>
統合失調症の母に育てられた“わたしちゃん”。思い出せる一番古い記憶は、幻覚や妄想で騒いでいる母の姿。病気のせいもあり、家の中は汚く、自分で食事を作り食べることもしばしば。唯一の理解者である、“今のわたし”が当時のわたしちゃんの気持ちに寄り添います。被害妄想からお隣さんを攻撃したり、自分の服をハサミで切り刻んだり、日常的に奇行が続いていた母は、治療のため入院。その後、退院した母は、以前より穏やかな姿が見られるようになりました。「このままよくなって、普通のお母さんになるかも……?」と期待していたわたしちゃんですが、そんな気持ちもすぐに裏切られてしまいます。
服薬をきちんと続けられなかったせいか、被害妄想の症状が再発した母。
期待していた分、再び奇行を繰り返す様子にショックが大きかったわたしちゃんは、「自分だけが不幸」という気持ちにさいなまれてしまいます。
不安定な病状の母に振り回されるわたしちゃんは……。
尋ねてきた友だちの母親に対して…!?
※訂正:(誤)気嫌→(正)機嫌
※訂正:(誤)同志→(正)同士
不安定な母の病状。普通の日、無気力の日、被害妄想が激しい日など、ころころと変わる母の様子に、わたしちゃんは振り回されていました。
「友だちと遊んでくる」と出かけようとするわたしちゃんを普通に見送る日もあれば、泣いて止めてくる日もあり、日によって違う母の態度に疲れてたわたしちゃん。
「どういう反応されるかわからないから、なるべく関わらないように……」
そんな気持ちで過ごしていました。
自分を表現するのが怖くなってしまったわたしちゃんは、大人になってからも、他人の反応に敏感になります。
家庭環境が影響し、人に対して、“苦手なタイプ”と感じることが多くなってしまうのです。
ある日、よく家に遊びに行く間柄のお友だちのお母さんがわたしちゃん宅を尋ねてきました。
お互いの親も含めて出かけたことがあるような関係性でしたが、突然訪れた友人のお母さんに、キレた母。
「私の働くコンビニでクリスマスケーキを予約できるよ! いかがですか?」
「いらないっ!」
キレながら思い切り扉を閉めた母に、「わたしの友だちのお母さんなのに……断るにしてもなんであんな風に……!」と、母を責めるわたしちゃん。
しかし、母は反省する様子は全くありません。
「驚き……不信……悔しい……恥ずかしい……」
さまざまな思いが入り混じるわたしちゃん。大人になったわたしは、「自分の友人関係まで壊されるようで、本当に嫌だったよね」と振り返ります。
家庭環境が複雑な中、一生懸命探した自分の世界を壊されたようで、わたしちゃんはとても嫌な思いをするのでした。
自分の母が友人の母に、感情的にキレているところを目の当たりにしたわたしちゃん。
病気の影響で不安定な精神状態にあった母ですが、思春期のわたしちゃんにとって、とてもつらい出来事ですよね。
冷静に過去を振り返れるようになった、大人になったわたし。幼少期につらい思いをしていた分、少しでも穏やかに過ごせていることを願うばかりです。
著者:マンガ家・イラストレーター HiKARi
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