憧れの人と食べる弁当を私に作らせた義姉→弁当箱の蓋を開けてびっくり!私が仕掛けたトラップとは…
得意の料理を活かしてカフェを開業した私。私の料理が好きだと言ってくれる彼との結婚も決まり、幸せの絶頂にいました。結婚と同時に義両親との同居がスタート。「家事は任せて!」という姑を頼もしいと思っていたのですがーー。
いざ生活をしてみると、義母の家事のできなさにびっくり! 料理は塩辛すぎるし、洗い物も雑。体を壊すわけにはいかないので、結局私が家族の食事を作ることに……。それだけならまだ良かったのですがーー。
ワガママな義姉
生活が崩れ始めたのは、義姉が離婚して出戻ってきてからのこと。
義姉は節約のために、私にお弁当を作らせるようになりました。会社では、私が作ったお弁当を、さも自分で作っているように話しているようです。おかげで家庭的で品のある女性だと思われているのだそう……。
それもあってか、彩りに気を遣えとか見た目が地味だとか、注文だらけです。しかし義姉は1円も家にお金を入れていないので、お弁当にかけられる材料費にも限界があります。
義両親も夫も義姉を甘やかしているので、私はモヤっとするばかりでした。
サプライズ弁当
そんなある日、義姉にお弁当を2つ作るよう頼まれました。憧れの先輩に見栄を張り「明日のお弁当は任せて!」なんて嘘を言ったそう。
断りたかったのですが、「しっかり作れよ」「娘に恥をかかせないように!」と義両親に念押しされて、私はやむをえず引き受けることにしたのです。
翌朝、義姉は私が心を込めて作ったお弁当を2つ持って、嬉しそうに仕事へと向かいました。
帰宅した義姉はひどくお怒り……。それも私の想定内です。なぜなら今日作ったのは『日の丸弁当』。蓋を開けると一面の白米と梅干しだけだったのです。
しかしそれでは料理自慢のカフェを経営している私の名が廃るので、ご飯の下にしっかりおかずを忍ばせた『サプライズ弁当』にしています。ちゃんと食べればおいしいおかずが出てきたはずなのに、手をつけずに帰ってきたのでした。
私は料理人!?
そんなことも知らず「娘に恥をかかせた」と義両親と夫は私に怒りをぶつけてきます。「嫁失格だ!」「出ていけ」と言いたい放題。私の持ち出しでお弁当を作ってあげたのにこの言われよう……。私は離婚を決意し、夫に告げました。
私が部屋に戻って、家を出て行くための荷造りをしていると「これからの家事はどうなるんだ」