「モネとの日々は宝物だった」そう言うと、妻は学生時代の話を語り出して…<妻の友人を抱いた夫>
結婚式前、お酒の失態で妻・ユリの古くからの友人であるモネと一夜を共にしてまったヒナタ。その後、モネとは結婚式で再会するも、ヒナタがモネに好意を持たれてしまったことで、式をめちゃくちゃにされてしまいました。なんとか無事に式は終わり、モネから解放されたかと思っていたある日、突然モネが隣の部屋に引っ越してきました。モネの腕には赤ちゃんが抱っこされていたのですが、その赤ちゃんの父親はヒナタだと言われ、ヒナタは困惑してしまいます。その事実はユリには隠し、モネの言いなりになる日々を送っていました。
その後、ユリがヒナタとモネの仲を誤解する出来事が起きてしまい、怒ったユリは実家に帰ってしまいました。話を聞いたユリの父親は「ヒナタ君とは離婚しなさい」と言ってきたのです。ユリが困惑した表情を浮かべていると、突然スマホの着信が鳴り出しました。
電話に出ると相手は病院の関係者からで、ヒナタが事故に遭ったことを告げられました。
ユリが慌てて病院へ向かうとそこにはモネの姿がありました。モネは「私のせいだから」と言い出し、詳しい状況を説明すると「ごめんなさい」と泣きながら謝罪。ユリはそんなモネに対して、「今日はもう帰って」と言うと、モネは無言でその場を立ち去ったのでした。
翌朝目を覚ますと、モネの所へ向かったユリ。チャイムを鳴らし、モネが出てくると「今話せる?」と尋ねたユリ。2人の間に重苦しい空気が流れる中、先に口を開いたのはユリでした。モネに「前みたいな関係に戻れないか期待している自分がいる」と言うと、ユリにとってはモネと過ごした日々は宝物だったことを伝えたのでした。
妻にとって、モネは想像以上に大きな存在で…
「覚えてる?高2の冬かな?」
ユリはそう切り出すと、
落ち込んだユリにモネが「海見に行かない?」と
言い出したときのことを話しだしました。
「今から!?」
「そっ今から!!」
「広い海なんか見たら、悩んでいることも
どうでもいいと思えるかもしれないじゃん!!」
「ほら早く!!」
ユリはそのときの無邪気に笑うモネの姿を
思い出していました。
「私はね、モネ」
「あなたみたいになりたいと思ってたの」
あまりにも予想外すぎるその言葉に
モネは驚いてしまったのでした。
◇◇◇
高校時代の冬、落ち込んでいたユリを前向きな気持ちにさせてくれたのはモネでした。恐らくこのエピソード以外にも、2人でいろいろな体験をして、さまざまな気持ちを共有してきたのでしょう。最後に「モネになりたかった」とユリは言っていましたが、ユリ自身にしか分からない孤独を抱えていたのかもしれません。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
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