家事を全くしない夫が急にするように「私はもう不要?もしかして離婚?」友人に相談したら…え?
2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいたのです。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、エリの悩みは大きくなるばかり。
そんなある日、夫のお願いでスキンシップをとったのですが、それ以来夫はエリを頻繁に誘うように。エリはますます夫への嫌悪感を募らせていくことになってしまいました。そんなエリの様子を見て夫も不満を溜めているようで、離婚をほのめかしてきます。
しかしあるときから妙に機嫌がよくなり……。
私が拒否してるから仕方ないのかな…
ある日、娘を義実家に預けてまでエリと行為をしようとした夫。
しかし、いざというタイミングで義実家から連絡が入り、結局レスは解消されないままに。
行為をせずに済んだことにホッとしてため息をもらすエリに、夫は「もっとしっかり向き合って」と伝えました。
それ以後、夫は誘ってこなくなりました。それだけでなく、家事や育児に積極的になり、どことなく機嫌もいい様子。
怪しさを感じたエリは、タケシの財布をチェック。そこには、なんと……。
エリが夫の財布から見つけたのは、メンズエステ嬢からのカードでした。
家事や育児を一人でこなし、欲を外で解消してくる夫──。
エリはそんな夫の姿を見て、自分が必要とされていないのではないかとショックを受けてしまいました。
夫は離婚したいと思っているのかもしれない、それも自分が体の関係を拒否しているのだから仕方ない、と考え込んでしまいます。
しかし、友人の明美に「今話し合わないと後悔するんじゃない?」と言われ、ハッとしたのでした。
◇ ◇ ◇
エリさんのように「自分が拒んでいるからいけないのかも」と悩む一方で、タケシさんのように「気持ちを受け入れてもらえない」と感じてしまうことは、誰もが経験する可能性のあることですよね。どちらか一方が我慢したり責め合ったりすることではなく、互いの気持ちを素直に話し合い、歩み寄ることから解決の糸口が生まれるのかもしれません。
また、エリさんが「夫は自分を必要としていないのでは」と不安になったように、相手の行動や態度を自分への否定と感じてしまうこともありますよね。
しかし、本当のところはどう思っているのか、話し合ってみることで初めて知ることができます。友人の明美さんが言うように、「後悔しないための話し合い」をすることが、関係を見つめ直す大切なきっかけになるのではないでしょうか。
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著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ