子育て情報『【イラストつき】寝ながら簡単にできる産褥体操の方法を専門家が解説!』

【イラストつき】寝ながら簡単にできる産褥体操の方法を専門家が解説!

目次

・産褥体操とは?
・産褥体操を始めるのはいつから?
・産褥体操の方法
・産後1日目からおこなえる運動
・産後2日目からおこなえる運動
・産後4日目ころからおこなえる運動
・産後1カ月ころからおこなえる運動
・まとめ
産褥体操のイメージ


分娩後6~8週ぐらいまでを産褥期といい、出産を終えたママの体が徐々に妊娠前の体に戻っていく時期です。産後は休息と活動のバランスをとることが大切です。過度な安静は、ママの体の回復に影響を及ぼすので、適度な運動が必要になります。産褥期におこなう適度な運動に「産褥体操」があります。それでは産褥体操について、詳しくお話していくことにしましょう。

産褥体操とは?

産褥体操は、産後におこなう軽い体操のことです。産後のママの体にあまり負担がかからないような、寝た状態でも可能な運動が多く、回数もさほど多くはありません。

産褥体操には以下の目的があります。

1)悪露の排出を促し、子宮収縮を促す
2)妊娠・出産による腹壁および骨盤底筋群の回復を促す
3)出産後の疲労を回復し、心身のリラクゼーションをはかる
4)血液の循環を促し、静脈瘤や血栓の形成を予防する
5)母乳の分泌を促す

産褥体操を始めるのはいつから?

産褥体操を始めるにあたって、まずは、ご自分の体調を優先することが必要です。体調や気分が優れないときにまでおこなう必要はありません。

普通分娩の場合、産後2時間は出血が多くなったり、状態が変化しやすいので安静が必要ですが、それ以降であれば産褥体操をおこなっても構いません。帝王切開の場合は、術後、歩行を開始してからごく軽い運動が可能になります。

会陰を縫合していたり、帝王切開の場合には、傷に負担がかかるような運動は、傷が癒合してからおこなうようにしましょう。最初は軽い内容の運動から始め、徐々に運動の内容を組み合わせたり、回数を増やしたりしていきましょう。


産褥体操の方法

それではどのような運動があるのか、紹介していきたいと思います。1つの運動を5~6回、慣れてきたら、いくつかの運動を組み合わせておこなってみましょう。

産後1日目からおこなえる運動

ベッド上でおこなえるかんたんな運動です。帝王切開後のママもおこなえます。

1)胸式呼吸
両ひざを立てて、あおむけになります。胸郭を広げるイメージで、鼻から深く息を吸い込み、3~5秒かけてゆっくり息を吐きだします。

産褥体操


2)腹式呼吸
両ひざを立てて、あおむけになります。

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