ご存知でしたか? 母子手帳の中身は、少しずつ変わってきています。特に変化している部分が離乳食についてです。離乳食のあげ方や完了期など上の子と下の子の時を見比べてみると微妙に違う! ということがあるのです。これは、厚生労働省が10年に1度のペースで行う
「乳幼児栄養調査」の結果を受けて、少しずつ母子手帳に反映しているからです。
■離乳食の完了期は、遅めに一般的には、5ヵ月くらいになると地域の保健センター等で離乳食指導がはじまります。周りがはじめていると、何となく焦ってはじめないと! と思うママたちも少なくありません。
しかし、最近は離乳食をはじめる目安として、大人が食べているのを見てよだれを垂らし、欲しがるなど赤ちゃんからしっかりとしたサインが出てから、というケースが増加しています。
母子手帳も数年前に比べて、完了期が伸びている自治体も増えています。
もし、「なるべく早く母乳やミルク以外の味を覚えて早いうちにいろいろな食べ物を食べられるようになること」を良しとされていた時代に育児をしていた実母や義母に「まだ離乳食はじめないの?」と聞かれたらこのことを伝えてあげましょう。
■離乳食スタート時に果汁などで舌慣らしは不要少し前の母子手帳には、離乳食をはじめる前に「果汁などで母乳やミルク以外の味に慣らしておきましょう」という文言が書かれていました。しかし、本来お米の持つ糖分(甘さ)から味に慣らしていく離乳食なのに果汁の甘さに慣れて、食べないお子さんが増えたことが大きく影響し、果汁などの舌ならしは、推奨されなくなっているようです。