妊娠中の体重管理はいつからすべき?変化の内訳や食事管理方法
妊娠中は体重が増えるものとわかっていても、いつ頃、どのくらい増えていくのか(もしくは増やしていいものなのか)、なかなかイメージしにくいのではないでしょうか。そこで今回は、妊娠中の体重変化の内訳や管理の仕方について解説します。
■妊娠中に増加する体重の内訳妊娠中に増加しても問題ないとされる体重は、非妊娠時のBMIの数値によって異なります。標準体型(BMI値=22前後)であれば、7~11kgくらいの増加が理想といわれています。
▼妊娠中に増加する体重の内訳
・胎児と胎盤と羊水で約4.5kg
・子宮とおっぱいで約1.5kg
・水分や循環血液量の増加分が約2.5kg
・皮下脂肪などの増加分が約3kg
上記の合計で約11.5kg、これが標準的なケースです。場合によっては、5kg以内の増加にとどめたほうがよいこともあります。担当の医師や助産師と十分に相談しておきましょう。
ちなみに、体重増加の目安は、妊娠初期~中期は週400g、月1.6kg程度、後期は週250g、月1kg程度の増加にするのが理想です。
悪阻(つわり)があけた時、クリスマスやお正月などのイベント、安静時、産休入りや里帰り中は特に体重が増えやすいので要注意。さらに、臨月になってからは体重増加のラストスパートがくることがあるので、より一層注意しましょう。