地域によってこんなに違う! お食い初めの儀式のあれこれ
赤ちゃんが生まれると「我が子が一生食べ物に困らないように」という願いを込めて行う儀式が「お食い初め」です。赤ちゃんに食べさせる真似をするイベントで、なんと平安時代頃から行われていたんだとか。
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一般的には生後100日前後でお食い初めをするようですが、地域によっては110日、120日で行うこともあるようです。このように、地域によってお食い初めのルールや方法は微妙に異なります。お住まいの地域のお食い初め事情を知って、赤ちゃんの誕生・将来をお祝いしてあげましょう!
■地域によってお食い初めの方法や用意するものが異なるお食い初めは、地域によって呼び名が異なるほか、やり方や用意するものなどにも違いがあります。たとえば、食器は新しいものを揃えるのが一般的で、漆器を使用するところが多いようですが、男の子だと朱塗り、女の子だと外側が黒、内側が朱塗りの漆器を使用するなど、性別によって用いる食器にも違いがあるところもあります。
ほかには、
・お祝いの席に参加している中で年長者のひざの上に赤ちゃんを乗せ、その年の恵方を向いて食べさせる真似をする
・お食い初めと同時に「歯固めの儀」という、歯が丈夫になることを願う儀式をする
という地域もあるようです。