10ヵ月も繋がっていた赤ちゃんの命綱「へその緒」に関するあれこれ
赤ちゃんのへその緒、昔はどうしてた?
昔は、その子の体調が悪くなった時にへその緒を飲ませると回復すると言われていて、お守りのようなものとして扱われていたようです。神聖なるものという考え方から、神棚や仏壇に供えるという風習もあったと言われています。また、母親が亡くなった時に我が子のへその緒を棺の中に入れ、一緒に火葬するという習わしがある地域もあります。それには「現世で悪い行いをした人も、我が子のへその緒を見せることで神様に許してもらえる」という考え方があったようです。
へその緒をキレイに保管する秘訣は?
現代では、昔ほど強いこだわりはないように感じますが、我が子のへその緒は大切に保管しているというのが一般的。最近ではかわいい保存ケースや、インテリアにもなるようなへその緒ケースも登場しています。そこで気になるのが、へその緒の保管方法。へその緒をキレイに保管するためには、湿気やカビが大敵。基本的には防虫、防カビに適した桐、白樺の木箱で保管します。桐箱の中に乾燥剤を一緒に入れておくといいですね。
また、へその緒を和紙やガーゼなどで包むのも効果的です。乾燥剤は定期的に交換をしたほうがカビ臭くはなりませんが、取り換えをしていなくても、特にへその緒に変異が見られるということはありません。
保管場所も、正式には神棚や仏壇で保管するのがよいようですが、タンスの中にしまっているという人も多いのでは? そのあたりは、特に気にする必要はないようです。
ママと子どもが繋がっていた証であるへその緒は、大切に保管して、子どもが大きくなった時に見せてあげたいですね。この機会にへその緒を取り出してみて、保管方法を見直してみませんか?
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