妊娠中に知っておきたかった…! 「赤ちゃんの眠り」出産後の夜泣き予防に役立つ2つのポイント~前編
「夜泣き」「寝ぐずり」「昼寝が短い」「夜中遊びだす」などなど…。
赤ちゃんの眠りを専門に扱う私たちの元には、日々、さまざまなお悩みが寄せられます。
「赤ちゃんは何もしなくてもスヤスヤ眠ると思っていた」
「赤ちゃんの眠りについて、産む前に知っておきたかった」
夜泣きを経験したママたちからよく聞かれるこれらの言葉。
出産後、心の余裕をもって赤ちゃんの眠りに向き合えるように、妊娠中に知っておきたい「出産後の夜泣き予防に役立つ2つのポイント」をご紹介します。
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まず、夜泣き予防ポイントは2つ。
(1) 赤ちゃんとの生活は朝・昼・夜のお日さまリズムをつくること
(2) 夜泣きの予防には「ママのメラトニン」
まずは赤ちゃんの眠りの成長の流れを知ろう
私たちの体には「体内時計」があり、24時間より少し長いリズムで生活しています。そして私たちが暮らす「地球」のリズムは24時間。「地球」と「人間」のリズムのズレをそのままにしておくと昼夜逆転となり、昼行性の動物である私たちは慢性時差ボケ状態になるなど、健康に害を及ぼすことになりかねません。
それを防ぐために、私たちの体内時計にはズレを修正する調整機能が備わっていて、朝の光を浴びることなどで地球のリズムに合わせてリセットできるのです。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんの体内時計は大人のようには働いていません。