子供のやる気と自信を引き出す方法


子どもを信頼して“任せること”が成長のカギ

何か人に頼られたり信頼してもらえることで「頑張ろう」「やってみよう!」と自信を持ち、成功したときに喜びを感じるのは大人も子どもの一緒です。自分の身の丈よりも少し難しいことを頼まれ成功することで自立と自尊心を伸ばすことにつながります。

子どもに頼るのに最適なことといえば「お手伝い」です。小さいころお使いをたのまれたとき、ドキドキしながら小銭を握りしめ近所のスーパーに行った記憶はありませんか? 頼まれたものを買って、無事家に戻ったときのお母さんの表情を、私は今でも覚えています。

お手伝いといえども、「小さい子どもになにを任せていいかわからない」と思う方もいるでしょう。そんな方々のために、簡単に頼めるお手伝いを少し紹介したいと思います。

■ごはんの準備
「ママ、美味しいご飯つくりたいんだけど、一人だと大変だから混ぜ混ぜお願いしもいい?」とボールにご飯を入れて、しらすやシャケなど小皿に入れて渡してあげます。

説明は「ご飯にしらすを入れてスプーンでまぜまぜしてね」の一言のみ。


子ども自身に任せてあげてください。もし汚れるのがいやならば、テーブルの上にラップを敷いてあげたり、新聞紙を敷いてあげるのがおすすめです。

このほかにも、ハンバーグのこねる作業をお願いするなどいろいろな方法がありますが、大切なことは「できたことを実感する」こと。

おにぎりだと出来上がったら、自分が作った状態のまま食べることができますよね。月齢に合わせた料理のお手伝いをお願いしましょう。

■洗濯物をたたむ
生活習慣について書いた記事で「たたむ」ということに触れましたが、洋服をたたむことは指先を使う子どもに大人が思う以上に頭を使う行為です。

まずはタオルから頼んでみましょう。目の前で「はじっことはじっこをくっつける」「はんぶんこ」この2つの声がけで十分です。


たとえぐちゃぐちゃになってしまっていても否定はNG。「わぁ!どうもありがとう!」と笑顔で感謝します。回数をこなせばこなすだけ上手になります。そして、たたむという行為は折り紙にもつながり、手先が器用になります。

これ以外にも、洗濯物を干すことをお願いするのもおすすめです。洗濯ばさみに何か挟むという行為は集中力を要します。指先の運動も兼ねているので達成感も大きいのです。

日常にただ転がっているようなものも子どもにのっては多岐にわたる挑戦。
現時点の成長度合いよりも、ちょっとレベルの高いことをこなしていくことで子どもはめまぐるしく成長しています。「これはできないかな」なんて思うことでもどんどん挑戦させてあげてくだいさいね!
(ポセイドン・ヨーコ)

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