子どもの食物アレルギー「念のため食べさせない」は間違っている? 大きく変わりつつある常識と意外な予防法
つまり、最新の食物アレルギー予防策としては、
・赤ちゃんの肌を清潔にし、保湿をして肌のバリア機能を高め、皮膚の保護機能を低下させないように気をつけること
・離乳食は開始を遅らせず、特定の食品を避けずに進めること
以上2点が大切といわれています。
なお、アレルギー予防の常識は日々変わっている真っ最中。
国立成育医療センターの成田雅美医師によれば、「私たちアレルギーの世界では主流となる考え方であっても、小児科医や産婦人科医、助産師や保育士など、現場に情報がいきわたっていないのが現状」(注3)とのこと。そのため、病院や保育園などで行われる指導と、ここに書かれていることは異なる可能性もあります。
その場合、医師や保育士、栄養士などと相談しながら、現状で最善と思われる対応をとっていってください。
(注1)東京新聞 2015年7月10日
(注2)環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」の中間集計から
(注3)「ちいさい・おおきい・つよい・よわい no.99 園で、学校で、給食で…食物アレルギーからいのちだけは守る」(株)ジャパンマシニスト社
参考:食物アレルギーの専門家が最新情報を発信【アレルギーラボ】 http://allelab.jp/