コミックエッセイ:おかっぱちゃんの子育て奮闘日記
「ノックダウン!夜間救急病棟へ」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.11
不眠、そして体調不良の中、搾乳する日々が続き、実家での生活も3日が過ぎたころ、身体の異常に気づく。
「うぅ、寒気がする」
ブルブルと震え始める唇。身体中が寒い。顔色も悪い。
強い悪寒を抑えるため、母にお願いし、家中の布団をかき集めかけてもらった。
その数なんと6枚!
それでも身体の震えは収まらない。
さすがにこれはおかしい。
急性胃腸炎との診断で、薬も飲んだはずだし
少しは症状がやわらぐと予想していたのにこれは…?
熱を測ってみると、なんと39度2分もある。
久しぶりの高熱に、目を疑う。急性胃腸炎ってこんなに高熱が出るもの?
この身体の震えは、まずい。更に熱が上がっていくような気がしてならない。このままでは、息子を抱っこしてやることもできないではないか。
私の母もオロオロし始めた。可愛い初孫が産まれたのはいいが、娘がこんな状態ではさすがに心配する。タイミングよく、夫が会社から帰って来た。
「わ! どうしたの? 熱? あぁ~、心配だぁ」
夫もオロオロし始める。この負のサイクル、誰か止めてくれないものか。
その後、父も仕事から帰宅した
「これはひとまず病院にいこう」
その日は土曜日で、病院も夜間救急してやっていない時間帯だった。
わたしは車で父に連れられ、夫と一緒に息子を産んだ横浜の病院に舞い戻った。
「あぁ、こんな状態でまた病院に戻って来てしまうとは。トホホ」。
病院に到着し、熱を測り直してみる。
なんと42度まで上がっていた。こんなに高熱が出たのは産まれて初めて。
頭がぼうっとして、ふらふらする。きちんと歩くことができなかった。それもそのはず、こんなに熱が高いんだもの。