やっては絶対ダメ!な子どもの叱り方


自分の気分次第で叱ったりほめたりするのははダメ

2番目に良くないのがこれです。
仕事がうまくいっているなど、何らかの理由で機嫌がいい時には、子どもにめっぽうやさしい。
逆に、仕事で滅入っていたり、何かつらいことがあったりしてストレスが溜まっている時には、子どもにも厳しくあたってしまう。そんな親がいます。

もちろん、人生いろんなことがありますから、そうなってしまう気持ちもわからないではありません。
いつも同じ、一貫した態度で子どもに接することなど、普通の親には、なかなかできるものではありません。

しかし、あまり喜怒哀楽が激しく、自分の気分次第で、子どもにやたら優しくしたり、冷たくしたりを繰り返していては、子どもはいったい、何をどうすれば、親に喜んでもらえるかわかりません。

親を喜ばせるつもりで何かをしたのに叱られた。
あるいは逆に、何もしていないのにやたらとほめられた。
そうなると、子どもとしてはどうしていいかわからず混乱します。
ほかに、心を傷つけてしまうダメな叱り方には、次のようなものがあります。

・「お姉ちゃんなのに」「お兄ちゃんなのに」と叱る

・「マサル君はもう~なのに、サトシはまだそれしかできないの」とほかの子どもと比較して叱る

・「せっかく、~教室に通っているのに、そんなんじゃ、お金の無駄ね」とお金のことを出して叱る

・努力したにもかかわらず、「何だ、~点か」と、結果のみ見て叱る


これらを頭に入れて、お子さんの叱り方に気を配ってみてはいかがでしょうか。

(諸富祥彦)

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