コミックエッセイ おかっぱちゃんの子育て奮闘日記
「生後100日のお祝い! お食い初め」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.19
「いや~この石ね、竜飛岬で見つけてきたんですよ」。
それは、丈夫な歯が生えるように、孫の歯固めを願う小石だった。わざわざ700キロメートル以上離れた場所から拾ってきたというのだ。
たかが石だとしても、これは嬉しい贈り物。
初孫が産まれ、念願だったおじいちゃんになれた我が父。
「この石はきっと縁起がいいぞ!」と、小石を息子の目の前にそおっと置いて、にこにこと目を細めていた。
その日は、みんな良い笑顔でたくさん、たくさん笑った。何度も何度も息子の名前を呼んで、父も、母もとても嬉しそうな顔をしていた。
3世代でこうして集うことができた今日を忘れないでいたい。
息子が産まれたことで、こんなにも家族に笑顔が増えるなんて思っても見なかった。
こどもの存在とは、ここまで人を幸せにするものだったのか。
これから先、5年、10年、20年と時が過ぎて、息子もそのうち大人になるんだろう。息子が立派な成人を迎えたころ、私たちの両親はまだ元気でいてくれているだろうか?
息子の成長とともに、母も、父も歳を重ねていく。思い出が増えるたびに、残された時間は短くなっていってしまう。親孝行をこれからたくさんできるといいなぁ、と切に思った。
そんなことを感じながら店を後にし、父からもらった小さな石を握りしめ、わたしは少しだけ寂しくなった。
つづく
次回は「夫が脱サラ!? ~仕事と育児~」をお送りします。
それは、丈夫な歯が生えるように、孫の歯固めを願う小石だった。わざわざ700キロメートル以上離れた場所から拾ってきたというのだ。
たかが石だとしても、これは嬉しい贈り物。
初孫が産まれ、念願だったおじいちゃんになれた我が父。
「この石はきっと縁起がいいぞ!」と、小石を息子の目の前にそおっと置いて、にこにこと目を細めていた。
その日は、みんな良い笑顔でたくさん、たくさん笑った。何度も何度も息子の名前を呼んで、父も、母もとても嬉しそうな顔をしていた。
3世代でこうして集うことができた今日を忘れないでいたい。
息子が産まれたことで、こんなにも家族に笑顔が増えるなんて思っても見なかった。
こどもの存在とは、ここまで人を幸せにするものだったのか。
これから先、5年、10年、20年と時が過ぎて、息子もそのうち大人になるんだろう。息子が立派な成人を迎えたころ、私たちの両親はまだ元気でいてくれているだろうか?
息子の成長とともに、母も、父も歳を重ねていく。思い出が増えるたびに、残された時間は短くなっていってしまう。親孝行をこれからたくさんできるといいなぁ、と切に思った。
そんなことを感じながら店を後にし、父からもらった小さな石を握りしめ、わたしは少しだけ寂しくなった。
つづく
次回は「夫が脱サラ!? ~仕事と育児~」をお送りします。
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