2016年4月4日 11:00|ウーマンエキサイト

妊娠超初期~初期の倦怠感ってなに?


妊娠超初期~初期の倦怠感が現れる時期とは

卵子が着床すると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの分泌がはじまり、プロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンの分泌が急激に増加します。このホルモンバランスの変化によって、倦怠感が現れると考えられています。ですので、早い人は着床直後の妊娠3週頃から、熱っぽさや体のだるさのような倦怠感を感じるようです。

一般的には妊娠5週目頃から症状が出始め、胎盤が完成する妊娠16週を過ぎると収まる傾向があります。ただし個人差が大きく、妊娠4週目頃から症状を感じる人もいれば、妊娠後期まで続く人、または全く感じないママもいます。


妊娠超初期~初期の倦怠感の、風邪との違いと見分け方

妊娠超初期から初期にかけての倦怠感は、風邪の初期症状とよく似ています。妊娠症状と風邪との見分け方は自己判断しにくいのですが、微熱ではなく明らかな発熱がある場合は風邪と疑っていいでしょう。

妊娠が分かる前に風邪だと思って風邪薬を飲むケースがありますが、一般的な薬局で購入できる風邪薬や頭痛薬には、お腹の赤ちゃんの健康に影響を与えるほどの強い成分は含まれていません。数回程度の服用ならば心配ないと言われていますが、妊娠4~7週頃は赤ちゃんの中枢神経や心臓、消化器、四肢が、妊娠8~15週頃にかけては性器や口蓋が形作られます。明らかな発熱がなく、風邪だと判別がつかない場合は薬の服用はできるだけ避けましょう。

また、風邪のような倦怠感と共に以下のような症状が、妊娠症状として現れる場合もあります。妊娠検査薬などで陽性反応が出る前でも、思い当たるものがあれば、薬を飲む前に主治医に相談しましょう。

・生理とは違う少量の出血
・乳房の張りや痛み
・おりものの増加
・ニオイに敏感になる
・情緒不安定

<参考文献>
妊娠と出産あんしん大事典(成美堂出版)
いちばんためになる はじめての妊娠・出産(成美堂出版)
ママと赤ちゃんの様子が1週間ごとによくわかる 妊娠・出産最新ケアブック(世界文化社)

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